斬新なネーミングと味で、あられ業界に新風を巻き起こしたのは1961年のこと。
もち米が原料の素焼きのあられに塩をふっても定着しないことから、塩を混ぜたサラダ油を吹きかける新技術で製造。いまや、サラダ油を使った洋風あられは「サラダ味」と呼ばれています。
発売早々、地元新潟を含め予想を上回る大ヒットに県外供給がストップ。その間に他社類似品が登場し、県外市場を席巻。サラダホープはせっかくの県外販売の機会を逃してしまいます。
しかし今、登場から58年、静かにひたひたと躍進中。 ネットなどでレアな存在が知られるようになり、亀田製菓の通販サイトでは、いつでも人気の上位に。
でも、公式サイトのブランド紹介ページにはその姿はなく、やっぱり「知る人ぞ知る」という存在が守られているんです。
新潟県内のスーパーなどで1袋6パック入り220円(税別参考価格)。
写真と文 スーパーマーケット研究家・菅原佳己〈すがわらよしみ〉
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